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深穴放電加工機

写真1 写真2

深穴放電加工機
 放電加工機は高電圧が印加された電極と金属加工物との間で生じる放電現象による破壊で,加工物に溝を掘ったり任意の形状に切り取ったりすることができる工作機械です(写真1)。しかしあまり深い穴(溝)を加工しようとすると切断面が垂直にならないことが生じます。

 この深穴放電加工機(写真2)は特殊な電極構造を持ち,深い穴を掘りながら切り進んでゆく加工を高速でおこなう機能に特化させた工作機械です。最小で約0.2mm径の穴切り加工ができる電極では深さ50mmまで、3.0mm以上の穴切り加工ができる3.0mm電極では300mmの深さまでの加工物が取り扱えます。また近年使用が増えている難削材とよばれる超硬合金やチタン合金に対しても加工が可能になっています。加工形状や寸法の指示を与えるバネルのキー操作にはヒューマンエラーが発生しにくいよう工夫がされています。
理工学部