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新入生の皆さんへ

新入生の皆さんへ



新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。コロナ禍の厳しい状況で受験を乗り越え、明治大学理工学部を選んでくれたことに感謝し、皆さんを心から歓迎します。

感染状況はまだまだ予断を許しませんが、理工学部では対面授業を主体とし、学生同士、学生と私たち教職員がキャンパスで交流する機会をなるべく多くつくっていきます。大学も様々な感染防止対策を講じていきますが、何より大切なのは一人ひとりが感染しない・させないという自覚を持つことです。全員でルールを守りながら、桜満開の生田キャンパスで大学生活をスタートさせましょう。

 皆さんは新しく始まる大学生活に、期待と不安を抱いていることと思います。おそらく、これまでの高校生活との一番の違いは、自由な時間を享受できるということでしょう。例えば、大学では履修する授業を選ぶことができます。授業の合間の時間も結構あり、その時間に何をするかも自由です。「自由」という言葉は耳に心地いいかもしれませんが、これは裏を返せば、自分で自分のことを決めていく、ということです。自らが主体的に考えて行動していくところ、これが大学です。これからの皆さんの選択一つ一つが、人生を形づくっていくといってもいいかもしれません。

理工学部の学びの特徴は、それぞれの専門分野の基礎となる自然科学を重視している点にあります。しかしこれは、理工学部のカリキュラムとして当然のことです。将来の技術革新を担うであろう皆さんは、その根底にある自然法則を理解しておく必要があるからです。明治大学理工学部の特徴としてもう一つ強調したいのは、理数系の科目だけではなく、語学教育と文化や芸術についての教養教育が充実していることです。理工学部では英語に加えてもう一つ外国語を学びます。言葉を学ぶということは、その背景にあるその国の生活や文化・歴史を知ることにつながります。また、「総合文化ゼミナール」という少人数ゼミもあり、そこでは違う学科の学生が集まり映画や文学などについて議論します。ぜひいろいろな分野の授業に接し、興味の地平線を広げていってください。

大学は、教室での学びや課外活動などを通した人間形成の場でもあり、様々な舞台を提供しています。新しい世界に飛び込むことは勇気のいることです。でも、ちょっとした勇気が人生をがらりと変えていくことがあるかもしれません。教室で隣に座ったクラスメートに声をかけてみる。日頃から興味のあったサークルの扉をたたいてみる。そんな小さな勇気ときっかけで新しい可能性がきっと開けます。明治大学は「個」を強くする大学。そして「個」は他者との相互作用で強くなります。偶然に同じ時間を共有することになった友人や教員との交流が、皆さんの大切な財産になることを期待して、私からのお祝いの言葉としたいと思います。

                                                       2022年4月1日      

明治大学理工学部長 立川真樹

理工学部