明治大学理工学部情報科学科/理工学研究科新領域創造専攻DC系 宮下研究室主催
第1回 若手研究者講演:辻田 眸
「日用品を利用した遠隔コミュニケーション支援」
http://www.homei.com/tsujita.pdf
明治大学理工学部情報科学科/理工学研究科新領域創造専攻DC系宮下研究室では、学会の最前線で活躍する若手研究者をお呼びし、その研究成果についてご講演いただくとともに、テーマの発見や研究推進のための工夫など、研究をはじめたばかりの学生たちが必ず突き当たるハードルをどのように克服されたかをうかがう「若手研究者講演」を企画いたしました。
記念すべき第一回は、日用品を利用した遠隔コミュニケーション支援の研究をされている辻田眸さんをお招きいたします。身近な視点からの着眼を個性的な研究に昇華させることができた秘訣についてお伺いしたいと考えています。皆様のお越しをお待ちしています。
ゲスト: 辻田 眸さん(お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科 数理情報科学専攻 椎尾研究室 博士課程1年)
講演テーマ「日用品を利用した遠隔コミュニケーション支援」
日時:11月12日(水)16:30-18:00
場所:明治大学生田キャンパス中央校舎6Fメディアスタジオ
概要
携帯電話やメールなどさまざまな通信手段が普及したにもかかわらず,いまなお遠隔コミュニケーションの問題で悩んでいる人たちは多い。このような問題を解決するために,講演者は「SyncDecor」システムと「遠距離ハッピーアイスクリーム」システムを開発してきた。
「SyncDecor」は遠隔地に設置されたランプ/ゴミ箱などの日用品の状態を相互に同期させることで,仮想的な同居感覚を提供するシステムである。また「遠距離ハッピーアイスクリーム」は日常生活における行動の偶然の一致が,話題のきっかけ,親近感,連帯感などをもたらすことに着目し,遠隔地にいる人々の行動が偶然一致したことを伝達するシステムである。
本講演では上記の研究について述べ,さらに所属する研究室の様々なコンピュータ支援された日用品プロジェクトを紹介する。