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理工学部

【理工学研究科】(震災復興支援センター)ハンブルク大学で陸前高田の復興支援活動を発表

2011年12月06日
明治大学

 11月18日にハンブルク大学で開催された日独交流150周年記念シンポジウム「大震災から“正常化“への道- 市民参加による持続可能で安全、自然にやさしい日本へ -」において、本学理工学研究科の大学院生らが岩手県陸前高田市の復興支援活動について発表し、大いに注目を集めました。
 発表したのは、都市計画研究室(指導教員:山本俊哉教授)に所属する新領域創造専攻博士前期課程の斉藤了一君・柳沼昭宏君・谷優里子さんおよび理工学部4年生の松本未奈さんの4名。山本俊哉研究室では、4月17日以降、壊滅的な被害を受けた陸前高田市に入り、避難所や仮設住宅で暮らす人々の意向調査や集落の地形模型の作成を重ねながら、仮設住宅団地の環境改善や集落単位の地域再生の検討を進めています。
 専門性を生かした支援活動に加えて注目を集めたのが、集会所のない仮設住宅団地にパラソル付きのテーブルを贈ったことです。長年日本との文化交流を進めているハンブルクの市民団体から送られた寄付金を活用した小さなプレゼントがコミュニティの形成に役立っていることが嬉しいニュースとして受け止められました。
 このシンポジウムでは、明治大学東北再生(リボーン)支援研究プラットフォームが連携しているNPO法人陸戦高田創生ふるさと会議(河野和義理事長)から3名の陸前高田市民が参加し、「語り部」として現状を伝えました。また、同プラットフォーム副代表の山本俊哉教授が日独文化交流に関する講演を行いました。山本教授は、20年以上にわたる市民交流が評価され、本年10月19日にドイツ大使館にて「日独友好賞」を受賞されました。

【参考ホームページ】
日独交流150周年日独友好賞表彰プロジェクト
 

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