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理工学部

【理工学部・応用化学科】相澤守専任教授が日本バイオマテリアル学会賞(科学)を受賞しました

2019年12月05日
明治大学 理工学部事務室

 理工学部応用化学科の相澤守専任教授が、第41回日本バイオマテリアル大会において「日本バイオマテリアル学会賞(科学)」を受賞しました。

研究題目:結晶異方性制御による生命機能マテリアルの創製

相澤守教授は「生体関連材料研究室」を主宰し,「健康寿命の延伸」に貢献する「バイオマテリアル」の研究を展開しています。

我々の骨や歯の無機成分は「アパタイト」という物質からできています。アパタイトは六方晶系に属し、a面およびc面という2つの結晶面を持っていますが、ヒトの生体骨中のアパタイトはa面が、歯のエナメル質のそれはc面が多く露出した特殊な構造(異方性)をもっています。相澤教授は、生体組織の「異方性」が生命機能の発現に寄与していると着想し、材料自身が細胞や生体に積極的に働きかけて、細胞分化や組織再生の促進などの生命機能を発現する「生命機能マテリアル」の創製に取り組んでいます。これまでの多年に渡る研究成果が認められ、11月24日から26日にかけてつくば国際会議場で開催された同大会の場で、日本バイオマテリアル学会長の由井信彦教授(東京医科歯科大学)より「日本バイオマテリアル学会賞(科学)」を授与されました。

なお、日本バイオマテリアル学会は、バイオマテリアルに特化した日本唯一の学会であり、今年で創立41年目を迎えます。

関連ホームページ:
日本バイオマテリアル学会 http://kokuhoken.net/jsbm/
応用化学科 生体関連材料研究室(相澤研究室) http://www.isc.meiji.ac.jp/~a_lab/
明治大学生命機能マテリアル国際インスティテュート http://www.isc.meiji.ac.jp/~a_lab/institute/

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