理工学部物理学科,楠瀬博明教授の論文(東京大学の速水賢講師との共著)が日本物理学会欧文誌の Most Cited Articles in 2019 に選出されました。
この賞は、日本物理学会の欧文誌 Journal of the Physical Society of Japan に掲載された論文のうち2019年の1年間において被引用数トップ10の論文に授与されるものです。選出された2018年掲載の論文「Microscopic Description of Electric and Magnetic Toroidal Multipoles in Hybrid Orbitals (混成軌道系における電気及び磁気トロイダル多極子の微視的記述)」は、これまで微視的表現が知られていなかったトロイダル多極子について、その量子力学的な表式を導出したもので、固体中の電子状態を統一的に記述することを可能にするものです。
Journal of the Physical Society of Japan
https://journals.jps.jp/page/jpsj/mc1y