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理工学部

「チュラロンコン大学INDAとのオンライン合同ワークショップ」実施報告

2021年02月05日
明治大学 理工学部事務室

 理工学部建築学科は、202116日から115日まで、チュラロンコン大学建築学部 the International Program in Design and Architecture (INDA) とオンライン合同ワークショップを開催しました。本ワークショップは、INDAでは毎年1月に行われるDEXプログラムのオンライン版として、本学建築学科では、学部3年生の実習科目である計画・設計スタジオ2のアーバンデザインスタジオの一環として実施され、INDAからは学部3年生10名、本学からは学部3年生11名が参加しました。
 
 ワークショップのテーマは”Creative College-Town”withコロナ、afterコロナの教育・学習環境の変化も見据え、これからのオン・キャンパス、オフ・キャンパスでの学習に相応しいファニチャーのデザインを募りました。設置場所は、チュラロンコン大学キャンパス近郊のSiam Square周辺と明治大学生田キャンパスです。両校の学生は、各チーム4名~5名の混成チームを作り、敷地の文脈の分析、類例調査、デザインコンセプトの開発、ファニチャーのデザインを行いました。本学3年生にとっては初めての海外学生とのワークショップであり、慣れないオンラインでの開催だったため、英語での意思疎通に戸惑う場面も多々ありましたが、全5チームがさまざまな議論と検討を行い、無事にそれぞれの計画地に設置する家具のデザインを提案することができました。
 
 ワークショップ最終日の115日には、担当教員を含む両校の教員全7名と学生21名が参加し、オンラインでの講評会を開催しました。学生達はそれぞれの案をスライドを用いながら英語で説明し、教員からの質問やコメントに対し、積極的な応答や議論を繰り広げました。講評会の最後には、教員の投票により、バンコク、生田それぞれに設置するファニチャーの最優秀作品が選出されました。

 
10日間という短いオンラインでのプログラムでしたが、コロナ禍での移動制限がかかり国際的活動が限定される中、同じ分野で学ぶ海外の学生と協働する貴重な機会を得て、参加学生は多くの刺激を受けるとともに、今後の国際的活動へのモチベーションを高めることとなりました。オンラインでの海外協定校との協働はまだまだ試行段階ですが、今回の取り組みを通し、教員・学生とも今後の展開に向けた貴重な経験と反省を得ることができました。

生田キャンパスに設置するファニチャーの提案生田キャンパスに設置するファニチャーの提案

Siam Squareに設置するファニチャーの提案Siam Squareに設置するファニチャーの提案

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