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理工学部

理工系進路を家庭から考える 付属校保護者向けセミナーに1,000人超が参加

2026年09月10日
明治大学 理工学部

 理工学部は6月20日、明治大学の付属校4校(付属明治・中野・八王子・世田谷)に在籍する中学生・高校生の保護者を対象としたオンラインセミナー「理系進学を考える 付属校保護者向けセミナー」を開催し、1,068人が参加した。本セミナーは、理工系進路の魅力や将来性について保護者の理解を深め、家庭内で進路について話し合うきっかけをつくることを目的として実施された。
 
近年、進路選択において保護者が果たす役割は大きくなっている。理工学部では、保護者を生徒の進路選択を支える「併走者」と位置付け、本人だけでなく保護者にも理工系の学びやキャリアの可能性を伝えることで、家庭を起点とした進路支援を進めている。こうした考え方のもと、本セミナーは昨年度に続いて開催された。今年度開校した付属世田谷中学校の保護者にとっては、本学主催イベントへの初めての参加機会となり、大学との接点を持つ貴重な機会となった。

セミナーはまず、理工学部事務室の職員が開催趣旨を説明したうえで、AI技術の発展や産業構造の変化など、理工系分野を取り巻く環境の変化について紹介した。
続いて、「幅広い選択肢が得られる理工系進路」をテーマに就職キャリア支援事務室の職員が登壇。理工系進路は研究・開発職に限らず、情報通信、金融、コンサルティングなど幅広い業界への進路が開かれ、むしろ理工系のバックグラウンドが強みなっていることを紹介。「就職の明治」を支えるキャリア支援体制にも触れながら、理工系だからこそ広がる進路の選択肢について説明した。
 
その後、特別講演として「AI時代を生き抜くための数学」と題し、公益財団法人日本数学検定協会の瀬良智也氏(1996年理工学部数学科卒)が登壇した。瀬良氏は、AI技術の発展を支える数学の役割を具体例を交えながら紹介するとともに、将来の進路や職業選択を考える上でも数学的な思考力が重要であることを説明し、これからの時代に求められる学びの在り方について講演した。
 
最後に、「『どうして?』から見つかる専門性」と題して、理工学部の高大連携を担当する松岡直之教授(数学科)が講演し、進路選択は「なぜ学びたいのか」「何に興味や関心を持っているのか」という問いを出発点に考えることの大切さを説明。大学で活躍する学生に共通する特徴や、高校までの学びや問いが将来の成長につながることを紹介しながら、保護者が子どもの好奇心や探究心を支える重要性について語った。

 セミナー後のアンケートでは、参加者から高い評価が寄せられた。また、「このセミナー後に家庭で進路の話をする予定があるか」という質問に対し、「必ずする」が55%、「おそらくする」が36%となり、9割を超える参加者が家庭内で進路について話し合う意向を示すなど、進路選択について考えるきっかけとなった様子がうかがえた。

自由記述では、「子どもの進路を今まで話し合えていなかったため、とても良いきっかけになった」「夫婦とも文系出身で理系を敬遠していたが、進路の選択肢として考えたいと思った」「子どもと進路について話す機会が増えそうだ」といった声が寄せられた。
また、「理系進路のメリット」「AI時代に求められる力」「数学や理科の学びの重要性」「子どもの興味や意思を尊重すること」などが家庭で伝えたい内容として挙げられ、各講演が家庭内での進路対話のきっかけになったことがうかがえた。

理工学部では、付属校との連携を強化しながら、生徒本人だけでなく保護者も含めた進路支援を推進している。今回のセミナーは、進路選択において重要な役割を果たす保護者の理解を深め、家庭内での対話を促すことで、生徒の主体的な進路形成を支援する取り組みとなった。家庭・付属校・大学が連携して将来を考える機会を創出する、新たな進路支援のモデルとして今後も継続していく。
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