理工学部電気電子生命学科・伊丹琢研究室は、12月3日~6日に開催された「2025国際ロボット展」に出展し、開発中のデバイスや学生らが製作した「めいじろうロボット」などの展示を行いました。
本イベントは、一般社団法人日本ロボット工業会および日刊工業新聞社が主催する世界最大規模のロボット専門展として国内外から高く評価されており、本年は人とロボットの共存・協働による産業の創出と社会課題の解決を目指し、「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」をテーマに開催されました。また入場者数は前回開催を超える156,110名でした。
伊丹研究室では、医工連携の視点から「『本当に必要な機能とは何か』に着目したものづくり」をコンセプトに、歩行支援デバイスや腰痛予防デバイスなどの研究開発を行っています。なお、出展した「めいじろうロボット」は、同研究室に所属する学生らが企画・設計・製作した作品であり、ロボット関係者や子どもたちなど多くの来場者がブースを訪れ、研究室の活動や成果を広く発信する機会となりました。
展示運営に携わった宮本和樹さん(4年)は「今回の国際ロボット展では、普段の学会とは異なる形で出展・発表する機会をいただき、多くの皆さまから率直なご意見を伺うことができました。また、設営から発表、撤収まで一貫して携わることで、ものづくりを社会へ届ける過程のリアルに触れられたことも、大きな学びとなりました。めいじろうロボットの展示には多くのOBOGが訪れてくださり、温かい応援の言葉を頂戴し、明治大学の縦のつながりの強さを改めて実感いたしました。」と振り返りました。
伊丹研究室では、今後も学生主体のものづくり教育と研究活動を通じて、地域社会との連携を深めながら、社会に貢献できるものづくり技術の開発を推進していきます。