入試情報
機械工学科 石田祥子准教授がマレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院にて折紙工学の講義とワークショップを行いました
2025年05月07日
明治大学 理工学部事務室
2025年4月、石田祥子准教授(理工学部機械工学科)はマレーシア工科大学(University of Technology Malaysia; UTM)のマレーシア日本国際工科院(Malaysia-Japan International Institute of Technology; MJIIT)を訪問し、機械精密工学科3年生の設計科目「Integrated Design Project」にて折紙工学の講義とワークショップを実施しました。
折紙が2次元から3次元へと形を変えるように、シート状の材料を折って収納状態から展開状態へと形が変化する構造やハニカムコアのように軽くて強い構造を設計できること、これらの構造が機械製品の中に組み込まれていることを講義しました。約50名の学生が実際に紙を折ってこれらの構造を製作し、形の変化やその機能についてディスカッションしました。受講学生からは、「紙ではなく金属を用いるとどのように製作するのか」、「構造の特徴は向きによって異なるのか」といった、機械設計を学ぶ学生らしいテクニカルな質問がありました。
また、マレーシア日本国際工科院にて日本語教育や文化交流を行っているJapan Language and Cultural Centerでは、数理折紙のワークショップを実施しました。大学入学前の準備生から博士後期課程の大学院生まで幅広く約20名が集まり、数理折紙を体験しました。ワークショップ後には、理工系の学生らしく「折紙を自分の研究に活かしてみたい」といった声が挙がりました。
明治大学の協定校であるマレーシア工科大学はマレーシアで最も歴史のある理工系大学で、マレーシア日本国際工科院はマレーシアで日本型の工学系教育を行う学術機関として設立されました。石田准教授はマレーシア日本国際工科院の客員准教授を務めており、両大学の人的交流、学術交流を推進しています。
マレーシア日本国際工科院で講義を行う石田祥子准教授
マレーシア日本国際工科院での授業風景①
マレーシア日本国際工科院での授業風景②
マレーシア日本国際工科院での授業風景③
MJIIT Japan Language and Cultural Centerでのワークショップ