Go Forward

2023年度 国際青少年サイエンス交流事業 さくらサイエンスプログラム報告

「脳情報通信によるコミュニケーション拡張技術の社会実装に関する日韓共同研究」を実施しました





 明治大学理工学部では、2023年7月30日(日)から8月9日(水)まで、韓国のソウルにある高麗大学校から教員1名、学部生4名、大学院生5名を、科学技術振興機構が実施する「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」により招へいし、理工学部電気電子生命学科の小野弓絵教授(健康医工学研究室)と共同研究を実施しました。

 本学と高麗大学は1995年に大学間で協定を締結しており、本プログラムは、同校との今後の継続的連携、また将来的に博士後期課程やポスト・ドクターレベルでの交換留学や、二国間交流事業の更なる実施等の発展的関係構築を行うための、研究交流の第一歩となりました。

 共同研究では、脳波や心電図といった生体信号からユーザーの感情情報や注意を検出し、メタバース内のVRアバターを動作させたり、コマンドを入力したりする脳神経工学技術の応用研究を行いました。日韓の学生たちも始めは硬い雰囲気でしたが、プログラムの共同作業を通じて友情も深まり、大いに議論を交わすことができ、大変有意義なプログラムとなりました。また、相手国の教員とも充分な情報交換ができ、今後の研究に役立つ貴重な経験となりました。

理工学部