2013年10月23日に信州大学理学部で開かれた日本ソノケミストリー学会総会において、林悠一博士(2013年3月理工学研究科基礎理工学専攻博士後期課程修了)と崔 博坤教授が発表した以下の論文が学会論文賞を受賞しました。
本賞は、2012年度に学会員が世界各誌に発表したソノケミストリーに関する論文のなかで最も優れたものに与えられます。
<論文>
Y. Hayashi and P.-K. Choi“Effects of rare-gases on sonoluminescence spectra of K atom”, published in J. Phys. Chem. B, 2012, 116 (27), pp 7891–7897.
内容は次の通りです。
強い超音波をカリウムを含む水溶液に照射すると,K原子発光が起こります。そのスペクトルを溶解した希ガス別に精密に測定し,気泡内のガス相で発光していることを解明しました。強力超音波の化学,医学,生物応用に役立つ成果です。