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理工学部

シーナカリンウィロート大学の副学長らが表敬訪問

2023年03月13日
明治大学

タイ・シーナカリンウィロート大学(以下、SWU)のプリット副学長ら一行6人が2月28日、生田キャンパスを訪れ、立川理工学部長、竹本農学部長、松澤教務主任(国際担当)、池田教務主任(国際担当)ら理工・農学部の国際分野担当教員10人と意見交換を行った。その後、生田キャンパスの農学部植物工場や理工学部小野教授の健康医工学研究室、工藤准教授のバイオ・マイクロデバイス研究室の視察を行った。
 プリット副学長からは、これまでの両校の交流に対する謝意とともに、SWUと明治大学が今後より強固な協定関係になることを望み、学生間のみならず教員間の交流も発展させていきたい旨が述べられた。続いて、ソンポップSWU工学部長が、本学理工学分野との連携が期待されるSWU工学部の化学・機械・電気・バイオ医療・産業・土木・コンピュータサイエンス・物流管理といった分野の研究と教育について紹介を行った。さらに、農学分野との連携が期待されるSWUポーティウィチャライ校のアーロム学部長からは、コミュニティ開発・水資源の管理・農業テクノロジー技術といった分野における教育・研究の特長が報告された。
 立川学部長からは、訪問への歓迎の意が表されるとともに、2015年度に理工学部に設置された国際交流タイプログラムへの協力に対する感謝の旨が伝えられた。加えて、理工学部との短期プログラムでの連携を契機として、積極的に学生・研究交流を推進し、さらなる協力関係を構築していく考えが述べられた。
 その後の両大学での国際交流プログラムの取り組みの説明が行われ、理工学部からは短期受入プログラム「Science and Technology in Japan」の説明が松澤教務主任から、短期派遣プログラム「国際実習タイプログラム」の説明が工藤准教授からあり、今後の積極的な交流への道筋が提示された。
 説明後の意見交換の中で、本学教員のタイでの講演会の際の実施サポートや、留学学生への経済的サポート、両校の短期プログラムへの積極的参加を通して更なる交流の深化を行っていく等、アフターコロナに向けて具体的な取り組みに関する提案が行われ、両校の教職員が今後の両校の交流についての議論を深めた。


シーナカリンウィロート大学(タイ・バンコク)
 1949年に創立されたタイ屈指の名門国立大学。本学とは2010年に大学間の協力協定を締結以降、政経・理工・農・経営・情コミとの学部間協定を締結し、学生交流が行われている。2013年にはキャンパス内に「明治大学アセアンセンター」が開設された。理工学部では、2017年に工学部と学部間協定を締結している。
 また、国際実習タイプログラムにおいて、2015年に理学部(Faculty of Science)、2016年には工学部(Faculty of Engineering)を訪問し、タイでの産業振興や工学に関する授業紹介、SWUの施設紹介を受けた。また、2017年からは人文学部(Faculty of Humanities)との学生間交流を通して、タイの文化・歴史・個人の意識や考え方等を理解する文化交流イベントを実施している。本取組については、コロナ禍においてもオンラインで交流は継続している

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