理工学部物理学科の楠瀬博明教授と北海道大学の速水賢助教らの共同研究をまとめた論文が米国物理学会のPhysical Review B誌のEditors' Suggestionに選ばれました。
この論文は、固体中のあらゆる電子状態を4つの微視的な多極子演算子で統一的に記述する方法を提案したものです。すべての点群対称性における電子のバンド構造変形や電気磁気効果・磁気圧電効果などの交差相関応答が、これらの多極子を用いて整理されています。
今回の成果は、秩序変数が不明な隠れた秩序の解明や新しい機能性物質の開拓に繋がることが期待されます。その成果は2018年10月8日に掲載されました。
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